洗脳《護身術》仕上げ。大型商業施設を用いた瞑想法【苫米地英人】

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『洗脳護身術』の基礎。人を意のままに操る方法【苫米地英人】 - らもり〜ぽめぇ

洗脳護身術を、より完璧なものにするために、大型商業施設を利用した瞑想をする。

 

まず、実際に最寄りの大型商業施設に行く。

 

色、質感、歩き心地、聞こえる音などをよく記憶しながら、施設の様子を完璧に頭に入れる。

 

次に、おそらく無料の案内図が置いてあるので、それを見ながら施設の立体的な状態をイメージする。

 

平面図を見ながら、右、左、上、下etc.

 

どの方向からでも再現できるように、完璧にイメージする。

 

案内図を見ながらイメージできるようになったら、次は、記憶だけで施設の細部を立体的にイメージする。

 

最初は、実際に歩いたり見たりしたところを、できるだけ正確に再現してみる。

 

慣れるまで続ける。

 

次に、訪れてはいないが、その空間に確実にあるものをイメージする。

 

例えば、一つ一つのレストランをイメージ上で訪れて食事してみたり、映画館に落ちているポップコーンを拾って手で潰したりしてみる。

 

このようにして、施設を完璧にイメージ上で再現できるようになるまで、繰り返し練習する。

 

変性意識を生成した状態で、実際の施設に何度か足を運んでもいい。

 

さらに、目に見える箇所だけでなく、目に見えない個所もイメージする。

 

 十分にイメージできるようになったら、共感覚訓練をする。

 

後天的共感覚の生成である。

 

ここではイメージした色を音で、聞いた音を色や触覚でと、実際に体験した五感とは異なる五感で表現する練習をする。

 

例えば、自分がミュージシャンになって、施設のイメージを音楽にするといった感じだ。

 

別に音にこだわる必要はない。

 

ある部分を視覚で、別な部分を触覚でといった組み合わせでも構わない。

 

とにかく、施設を好きな五感で細密に表現できるようになるまで練習するのだ。

 

次は、イメージの共有訓練である。

 

ここでは家族、もしくは友人を相手に練習するといいだろう。

 

まずは、相手の目を覗き込み、自分自身が変性意識化することで、相手も変性意識化させる。

 

そのうえで、自分がイメージしている施設の場面や状態、場所などを相手にイメージさせる練習をする。

 

最初は、「フードコートのMcDonald」などと言葉で表現しても構わない。

 

ただ、慣れてきたら、相手にもMcDonaldで並んでいる様子を体感させるようする。

 

訓練を重ねていけば、すぐに上達するはずだ。

 

共感覚でイメージした、異なる五感による施設での体験も、相手ができるようになるまで練習する。

 

イメージの植え付けに成功したら、イメージで作り上げた施設を色々と変えてみる。

 

施設の高さを伸ばしたり、色を変えたり、床の質感を堅くしたりする。

 

思い切って、施設を巨大地震で崩壊させるのもいいだろう。

 

そして、その体験がリアルに感じられるまで練習する。

 

これを共感覚状態でも練習する。

 

施設を音のイメージでとらえられているときに地震で倒せば、それこそ凄まじい轟音が鳴り響くはずだ。

 

このような内部表現の操作を、変性意識下で相手に対しても行ってみる。

 

自分が施設のイメージを操作すると、相手の中の施設が同じく変化するように練習する。

 

これも最初は、言葉の暗示を使って構わない。

 

慣れてきたら、できるだけ言葉を使わずに、イメージを操作するだけで相手のイメージが変化するように練習する。

 

上手くイメージの操作ができれば、施設を伸ばしたり、形を変えたりというのを、相手は強い臨場感で感じるはずだ。

 

とにかく重要なのは、施設をイメージ上でなるだけ細部まで、そして正確に再現することだ。

 

そして、施設の中に自分がいる姿をイメージすることである。

 

相手のイメージを操作するときは、相手と自分の両方が施設にいることをイメージする。