多産性!?『英雄』は色を好む。

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象牙の塔より出でし、群青の架け橋。

 

危うき災禍の逃れ。

 

賛美の言説に胸を打ち、崇高な思想を形作る。

 

脳裏の散文的体系は、一家言を有機体に成熟させ、独善に閉塞する。

 

偶発なる詩物は、真髄を極めてはならない。

空虚な花弁を愛でるのだ。

 

唯一の真実で充足する神肌の竪琴。

 

情熱と安寧の両立。

理想郷の実在と存在。

 

人道の狭間で、劫掠の槍を突き立てる。

 

巨悪に飲まれし純白の天使は、凋落の生贄へと転嫁し、辺獄の功罪を地上の民に授ける。

怒髪衝天の英雄は、寓意なる天輪を子に授け、征服の旅路へ舞い戻る。

 

多産の統治者は、善悪の体系を燎原の火に織り交ぜ、神羅万象を攪拌する夢へと昇格した。

 

無味無臭の天国。

諧謔など許されない。

 

絶望の海に堕ちる。